ネフローゼ症候群 原因と治療

ネフローゼ症候群の原因と治療について

ネフローゼ症候群

ネフローゼという病名は皆さん聞いたことがあると思いますが、基本的にネフローゼという呼び方は特定の病気を指す名称ではないのです。
ネフローゼ症候群という特有の病状があり、その状態となってしまう疾患をひっくるめてネフローゼと呼んでいます。
ネフローゼ症候群の病状とはどういったものか、その原因となる病気、治療法などについて見ていきましょう。

 

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ネフローゼ症候群の病状ってどんなの?

ネフローゼ症候群の特徴的な症状として、尿にタンパクがたくさん出てしまうために、血液中のタンパクが減り(低たんぱく血症)、その結果としてむくみ(浮腫)が起こる疾患です。
むくみは、浸透圧が関係しており 、低タンパク血症が起こるために血管の中の水分が減って血管の外に水分と塩分が増えるために起こります。
具体的に説明すると、通常0.5g以上で再検査が必要だとされる尿タンパクの量が1日に3.5g以上に上昇し、血液検査では血中のアルブミンというタンパク質(正常値4.0g/dl)が、3.0g/dl以下に低下します。
これは、血液中のタンパク質が腎臓機能の異常によって尿の中に多量に出てしまい、症状として、低タンパク血症となってむくみが現れてしまうということです。
特に、血中のアルブミンが低下すると症状として、むくみが出ると言われています。
尿・血液検査の異常とむくみが同時に出ている場合の状態をネフローゼ症候群と呼んでいます。
むくみを見つける簡単な方法は、手足などを指で10秒ほどきつく押し、指で押した凹みが持続するかどうかで判断することです。
特に足の向う脛、「弁慶の泣き所が」最も分かりやすいと思います。
凹んだ跡がなかなか戻らないのであれば、手足がむくんでいる証拠です。
むくみが全身に現れると数キロの体重増加や、腹水、胸水、肺浮腫まで引き起こす場合もあります。

 

原因となる病気って?

ネフローゼ症候群の原因としては、慢性糸球体腎炎や膜性腎炎などの直接的な腎臓疾患が最も多いと言われています。
糖尿病性腎症、膠原病などでもネフローゼ症候群の症状が現れる場合があります。
子供の場合、1年間に小児10万人に2〜5人がネフローゼ症候群を発症し,小児ネフローゼ症候群の約90%は原因不明な特発性ネフローゼ症候群であり,さらにその約90%が微小変化型ネフローゼ症候群であると言われています。

 

ネフローゼ症候群の治療法 とは?

ネフローゼ症候群の場合は、原因となる病気の種類によってその治療法も違ってきます。
その原因の中で、最も多いとされている慢性糸球体腎炎のケースでは、副腎皮質ステロイドホルモンや免疫抑制剤などの薬剤を投与する薬物療法が行なわれます。
微小変化型ネフローゼ症候群の場合も、同じように副腎皮質ステロイドホルモンが使用されます。
この治療は非常に効果的で、副腎皮質ステロイドホルモンの投与だけで、症状が改善し、尿たんぱくが正常に戻るケースが多いようです。
ステロイド剤の投与で尿タンパクの改善が診られない場合は、さらに強いステロイド静注パルス療法などを行います。
それだけで効果が出ない場合には、免疫抑制剤を併用した治療が行われます。
ネフローゼ症候群においては、血液が凝固しやすくなる危険性があり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管への障害が起こる場合があります。
それを防ぐために、抗血小板薬や抗凝固剤などが使用されるケースもあります。
さらに、血中コレステロールが上昇する症状が出ている方には、コレステロールを下げる薬を併用することもあります。
また、コレステロールには食事療法も大変効果がありますので、薬物療法と並行して食事療法をするのがお勧めです。
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難治性ネフローゼ症候群になってしまったら?

難治性ネフローゼ症候群と診断される場合があります。
副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤はどちらも副作用の強い薬剤ですから、長期間にわたって使い続けることはできません。
このため、難治性ネフローゼ症候群治と診断されたら、治療目標を変更して、対症療法を中心に進めていきます。
むくみ(浮腫)は、体中にたまった余分な水分ですので、すべての臓器がむくんだ状態になっています。
目標としては、おおまかにむくみ(浮腫)の無い体重の3%以上(50kgの方なら1.5kg)増えないように管理していきます。
5%以上増えたら危険な状態と考えてたほうが良いでしょう。
まず取り組んでいただくのが、塩分制限(6g/日以下)と安静です。
安静と言っても、日常生活を送りながらは厳しいものがありますが、先ずは安静を意識してもらうことが大事です。
このため体重を計りながら、一定の体重以上にむくみ(浮腫)が増えれば利尿薬の助けを借りる必要があります。
もちろん、食事療法も大切になってきます。
利尿薬を飲む時間も大事で、一般に飲んでから約3時間(薬によっても異なる)が最も効果の現れる時間ですが、この時間に安静にしているのと、動いているのでは、効果が全く違ってきます。
ですから、利尿薬を飲む時間としては、仕事にでかける朝飲むよりも、夕方帰宅してから飲んだ方がゆっくできるのでお勧めです。
注意点としては、飲む時間が遅れると夜中にトイレに行くことになり、睡眠が妨げられます。
難治性ネフローゼ症候群になってしまったら安静と塩分制限を意識して下さい。

 

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