腎臓病 薬 副作用

腎臓病の薬の副作用について

 

腎臓病の薬の副作用で一番問題になっているのが、ネフローゼ症候群の治療薬であるステロイドでしょう。

 

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ステロイドっていうのは何なのでしょうか ?

ステロイドというのは、副腎(左右の腎臓の上端に位置します)によって産出される副腎皮質ホルモンの一つです。ステロイドホルモンを薬として利用すれば、身体の中の炎症を抑制したり、身体の免疫力を抑制したりする効果があり、色々な病状の治療に取り入れられています。副作用も多いため、要注意な薬です。

 

どのような症状に使われるのでしょうか?

腎臓病では、微小変化型ネフローゼ症候群、原発性ネフローゼ症候群、IgA腎症、急速進行性糸球体腎炎、全身性エリテマトーデスによるループス腎炎などの糸球体腎炎に使われます。尿細管・間質性腎炎でも対象になります。

 

使用方法は どのようにするのでしょうか?

1. 経口ステロイド療法 「プレドニゾロン(PSL)」という薬が使用されることが多く、初期投与量PSL20〜60mg/日程度で開始し、2〜4週毎に5〜10mgずつ量を減らしていきます。PSL20mg以下では、さらに少しず量を減らしていきます。毎日内服と隔日(1日おき)内服があり、後者のほうが副作用はそれ程ないと言われています。

 

2. ステロイドパルス療法 メチル・プレドニゾロン500〜1000mgの点滴注射を3日間実施します。

 

服用中に注意すべきことは何ですか?

1. 急に内服を中止しないこと が大事です。ステロイドホルモンはPSL換算で2.5〜5mg程度が生理的に分泌されていますが、それ以上の量のPSLを長い期間で内服したケースだと、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなってしまいます。それに伴って、急に薬を飲まなくなると、身体の中のステロイドホルモンがが不足している状況になり、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が出ることがあります(ステロイド離脱症候群)。自身の判断で突然内服を中止しないように気を付けてください。

 

2. 特にストレス時には要注意 です。手術、抜歯、その他、身体にストレスが加わるときは、ステロイド薬の増量が必要となる場合がありますので、主治医に事前に相談する必要があります。

 

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ステロイドの副作用は ?

ステロイドの主な副作用とその対策について記載します。
以下の副作用は、全ての人に診られるものではなく、症状、薬の量、内服期間などによりまちまちですので、自己判断はせず、主治医意見を求めるようにして下さい。

 

1. 易感染性 ステロイドの投与により身体の抵抗力(免疫力)の衰えるために、風邪やインフルエンザなどの感染症に罹患しやすくなります。投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲む必要もあります。普段は、手洗い、うがい、マスク着用、雑踏を避けるなどのよく知られている対処法と注意が必要です。

 

2. 骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症) 骨がもろくなり(骨密度が低減して)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などを引き起こしやすくなります。予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服することが必要です。

 

3. 糖尿病(ステロイド糖尿病) 糖を合成するはたらきをアップするため、血糖が上昇します。投与量が多いほど血糖は上昇するので、特に投与量が多いうちは、食事療法による予防が不可欠であり、薬による糖尿病治療が求められる場合があります。

 

4. 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍) 消化管粘膜が弱くなってしまうので、潰瘍ができやすくなります。胃酸分泌を抑える薬や胃粘膜を防護する薬を予防的に内服します。

 

5. 血栓症 出血を止める作用がある血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。

 

6. 精神症状(ステロイド精神病) 不眠症やうつ状態になるケースがあります。軽症の場合が多いのですが、よく診られます。ステロイド薬の量を減らすことにより後遺症なしに改善できます。

 

7. 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満 食欲の亢進と脂肪の代謝障害により引き起こされます。ステロイド薬の量を減らすことにより改善します。カロリー制限など食事に気をつける必要があります。

 

8. 動脈硬化、高脂血症 動脈硬化を促し、コレステロールや中性脂肪が高くなるケースがあります。食事に気を配って、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を低くする薬を内服します。

 

9. 高血圧症、むくみ や体内に塩分が溜まりやすくなることにより起こります。塩分を取りすぎないように注意します。

 

10. 白内障(ステロイド白内障) 白内障(視野が白く濁る)の進行を早めます。長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬での予防ができます。

 

11. 緑内障(ステロイド緑内障) 眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。

 

12. 副腎不全(ステロイド離脱症候群) ステロイドホルモンはPSL換算で2.5〜5mgくらいが副腎皮質から生理的に分泌されています。それ以上の量のPSLを長期間にわたって内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。そのため、急に薬を飲まなくなると、身体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が診られることがあります(ステロイド離脱症候群)。自身の判断で急に内服を中止しないように気を付ける必要があります。

 

13. ステロイド挫創(ざそう) 「にきび」ができ易くなってしまいます。ステロイド薬の量を減らすことにより改善します。

 

14. 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死) 大量投与で稀にですが起こる可能性があります。ほとんどの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。早期発見が大事になってきます。

 

15. その他 増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。いずれもステロイド薬の量を減らすことにより改善します。

 

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