腎臓病 血圧

腎臓病と血圧は密接に関係しています。

理解しておきたい慢性腎臓病と血圧の関係

血圧管理で腎臓を守る
腎臓は、血液の濾過などの重要な働きを担っていますが、その機能自体は30歳ごろを頂点に、1歳ごとに約1%ずつ衰えていくと言われています。

 

簡単に言うと、40歳なら健康時の約90%、50歳では約80%、60歳では約70%にまで機能が衰えていくと言うことです。

 

加齢が原因となって、誰であっても腎臓の機能が少しずつ低下するのは避けられません。

 

しかしながら、そこに高血圧という条件が加わると、腎臓の機能はそれ以上に急速に衰えて、慢性腎臓病(CKD)になりやすいことは知っておいたほうが良いでしょう。

 

腎臓病と高血圧の関係で一番最悪なのが、「高血圧が続くと腎臓機能が低下し、また、腎臓機能が低下すると高血圧をまねく」という悪循環に陥ることです。
高血圧と腎臓には、それほど切っても切れない関係があります。

 

腎臓病は、これと言った自覚症状がないため、血圧が高めでも腎臓には気が回らないことが多く、気付いたときには、かなり進行していて、人工透析が必要とされる場合も少なくありません。
さらに慢性腎臓病は、心血管疾患(心臓病や脳卒中など)の重要な原因の一つであることも分かっています。

 

逆に言えば、血圧をきちんとコントロールすることによって、慢性腎臓病の予防や悪化の抑制にもなるのです。
もし血圧が高めなら、慢性腎臓病の予防対策について知っておくと良いでしょう。
従来の糖尿病性腎症や慢性糸球体腎炎なども、総称して現在は「慢性腎臓病」とされています。

 

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血圧コントロールの目標は

慢性腎臓病が悪化すれば、「むくみやだるさ、貧血、食欲不振」などの症状が診られる場合があります。この段階であれば、すでに腎臓の機能が健康な人の30%以下にまで低下している可能性が高くなります。
早期発見を確実にするためには、病院で定期的に尿検査や血液検査を受けることが必要不可欠です。

 

何はともあれ高血圧の場合であれば、慢性腎臓病のリスクが高いと判断され、医師の指導で血圧のコントロールが絶対必要な条件となります。
慢性腎臓病の予防は、心血管疾患の予防にもつながるので、きちんと血圧コントロールに取り組むことが大切です。

 

なお、尿たんぱくが出ているかどうかは、市販の尿試験紙でも調べることができます。
ただし、正確な数値まではわからないので、自己判断で一喜一憂せず、気になる場合は早めに受診してください。

 

一般的に、慢性腎臓病の診断基準とは、以下のようなものです。
1. 尿検査などで腎臓にはっきりとした障害が認められる。
2. 腎臓の機能が健康な人の60%未満である。
この両方、またはいずれかの状態が3カ月以上続いている場合。または、この基準を満たしていない場合でも、高血圧や糖尿病などがあると危険性が大きいと判定されます。

 

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食事と禁煙で血圧を管理

慢性腎臓病の方やその予備軍の血圧コントロールには、食事を中心とした生活習慣の改善も欠かすことが出来ません。
特に、尿たんぱくが出ている場合には、食事療法は絶対不可欠です。
1. 食塩を1日6g未満にする必要があります。
一般の高血圧治療と同様、食塩をできるだけ控えることが大切です。
ただし、腎臓機能が著しく低下していたり、高齢者の場合などは、急激に食塩制限をすると逆に悪化させる場合もあるので、医師の指導を受けたほうが良いでしょう。

 

2. たんぱく質の摂取量を控えめにしましょう。
たんぱく質を多くとると老廃物が増加し、腎臓にかなりの負担がかかります。尿たんぱく量が多い場合、たんぱく質の1日の摂取量は標準体重1kg当たり 0.6〜0.8gに制限されます。体重70kgだと1日42〜56gと、かなりの少量です。たんぱく質を減らすとエネルギー不足になりますので、代わりに、高エネルギーの炭水化物や脂肪を上手くとる工夫が大切です。

 

3. カリウムを控える必要があります。
腎臓の機能が衰えるとカリウムが上手く排出できず、身体的に危険な状態になる可能性もあります。慢性腎臓病の場合は、1日当たりのカリウム摂取量が1500mg 以下に制限されます。カリウムは塩分の排出に効果的なので、高血圧の人には大切な栄養分ですが、腎臓機能の保護には障害になりますので医師の診断を仰ぐ必要があります。

 

4. 禁煙は絶対です。
タバコは血圧を上昇させて腎臓に負担をかけるため、慢性腎臓病の大きなリスクとなります。また、動脈硬化のリスクがあり、心筋梗塞や脳卒中の原因ともなります。節煙ではなく、きちんと禁煙をしなければなりません。

 

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